福祉住環境コーディネーターをご存じですか
福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者に対して住みやすい住環境を提案するアドバイザーです。高齢者や障がい者が住みやすい環境を整備するには、医師やケアマネジャー、建築士などさまざまな専門職の意見を反映させなければなりません。福祉住環境コーディネーターはそれらの専門職と、利用者(高齢者・障がい者本人またはその家族)をつなぐ架け橋となります。
ケアマネジャーなど利用者の状態を把握している専門職と連携しながら、住宅改修や新築のアドバイスをします。住宅改修の例としては廊下と部屋の段差をなくす、手すりをつける、ドアノブを回して押し開ける開き戸から、扉をスライドして開閉する引き戸に交換するなどが挙げられます。
住宅改修を行う際、介護保険制度を利用することで費用の7割~9割が行政の負担となり、利用者自身の費用負担は少額で済みます。このとき、市区町村に提出を求められるのが住宅改修の「理由書」です。理由書とは、現在の利用者の身体状態や介護状況、住宅改修を経てどんな生活・行動を望むのか、改修後に福祉用具をどのように利用するのかなどをまとめた書類を指します。この理由書の作成資格は、福祉住環境コーディネーター2級以上、ケアマネジャー、理学療法士、作業療法士、1級建築士など限られた専門家のみに与えられています。
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