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「空家」と「火災保険」

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平成30年、総務省統計局の住宅・土地統計調査の結果、空き家数は、なんと848万9千戸と過去最多となり、全国の住宅の13.6%を占めていることが分かりました。
 空き家については、少子高齢化の進展等を背景に、増加の一途をたどっており、相続人などの所有者が遠方に居住しているなど、管理の行き届いていない空き家が、防災、衛生、景観等、色々な面で人々の生活環境に影響を及ぼしているという社会問題が起きています。
 当社が事務所を置く裾野市内も例外では無く、平成30年11月の調査で、裾野市内全域でなんと248件の空家が把握されています。
 空家は人が住んでいないため、火災は起きづらいと考えている方も多いですが、実際は放火などにより火災の被害に遭うことがあります。 また、空き家特有の火災リスクというものもありますので、もし空家を所有していらっしゃるようでしたら、空家であっても火災保険の加入は必要と思われます。
 ただ、ここで注意が必要です。今、火災保険に加入しているとしても、「空家」を対象としていない契約内容の場合、火災が起きても、保険金が支払われない可能性もあります。その場合、火災発生後の解体費用や片付け費用、その他近隣への見舞金など、全てご自身で負担することとなります。
 空き家を対象にした火災保険は、大手保険会社でも取扱いが非常に少なく、共済は原則として取り扱っていないようです。今、加入している火災保険が空き家を対象としてものかは、保険会社に確認することで簡単に分かりますので、空家を所有していらっしゃる方は、早急な確認をお奨めいたします。

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